【2025年最新版】NISAでおすすめの投資信託10選~目的別・タイプ別にプロが徹底解説~
目次
はじめに:なぜ「NISA×投資信託」なのか?
NISA(少額投資非課税制度)は、2024年に制度が刷新されてから、より多くの人が気軽に投資を始められる環境が整いました。その中でも特に初心者におすすめなのが、「投資信託」です。
なぜか?
- 分散投資ができてリスクを抑えられる
- 少額からコツコツ積立できる
- プロが運用してくれるので手間がかからない
つまり、NISAと投資信託は相性抜群なのです。
本記事では、NISAで投資信託を選ぶときのポイントや注意点、さらに目的別・タイプ別に2025年最新版のおすすめファンド10選をプロ目線でわかりやすく解説します。
NISAで投資信託を選ぶときの基本ポイント
🔸 信託報酬(コスト)
手数料が安ければ安いほど、運用成績にプラスになります。0.1%以下なら優秀。
🔸 投資対象(地域・資産クラス)
全世界株、米国株、日本株、債券、REITなど多種多様。
自分のリスク許容度に合ったものを選ぶことが大切。
🔸 純資産総額と設定年数
資産規模が大きく運用実績が長いファンドは、信頼性が高いです。
🔸 運用方針(インデックス or アクティブ)
初心者は、安定した成績で手数料が安い「インデックス型」がおすすめです。
🔸 つみたてNISA対応かどうか
対応ファンドは「金融庁の基準」を満たしており、信頼度も高め。
【初心者向け】王道のインデックスファンドおすすめ5選
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 投資対象:全世界(先進国+新興国)
- 信託報酬:0.05775%
- 特徴:これ1本で世界中に分散投資可能。長期投資の鉄板。
② 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- 投資対象:米国株式(VTI連動)
- 信託報酬:0.162%
- 特徴:米国企業の成長をまるごと享受。楽天ユーザーとの相性◎
③ SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 投資対象:米国株式(S&P500)
- 信託報酬:0.0938%
- 特徴:米国の代表500社に分散投資。低コスト&安定性が魅力。
④ eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 投資対象:欧米中心の先進国株
- 信託報酬:0.09889%
- 特徴:米国含む欧州・オセアニアにも分散。日本除く構成。
⑤ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 投資対象:株式・債券・REIT(国内外8資産)
- 信託報酬:0.154%
- 特徴:安定重視派向け。リスク分散に優れたオールインワン型。
【目的別】こんな人におすすめのファンドはこれ!
◾️ 教育資金を10年で貯めたい人
→ eMAXIS Slim 全世界株式
➡ 世界全体に分散しておけば、地域の偏りリスクを減らせます。
◾️ 老後資金を20年以上かけて準備したい人
→ SBI・V・S&P500インデックスファンド
➡ 成長性・実績・コストのバランスが◎
◾️ リスクを抑えて着実に資産を増やしたい人
→ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
➡ 値動きが緩やかで初心者でも安心。
【アクティブファンド】成績重視派におすすめの5選
アクティブファンドはインデックスより手数料が高いですが、「市場平均を上回る運用成果」を目指しています。
⑥ ひふみプラス
- 投資対象:日本中心+世界の成長企業
- 信託報酬:1.078%
- 特徴:過去に高リターンを記録。企業訪問など独自リサーチに強み。
⑦ コモンズ30ファンド
- 投資対象:日本の優良企業30社
- 信託報酬:1.078%
- 特徴:長期で成長する企業に集中投資。中長期保有者向け。
⑧ 農林中金<パートナーズ>おおぶねシリーズ
- 投資対象:グローバル企業の中でも構造的成長企業
- 信託報酬:1.55%前後
- 特徴:「構造的成長」に注目。テーマ投資に近い側面もあり。
⑨ iTrust 世界株式
- 投資対象:世界の成長企業
- 信託報酬:1.298%
- 特徴:比較的新しいが注目されているファンド。分散+選別型。
⑩ ベイリー・ギフォード 世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤルマイル)
- 投資対象:成長が期待されるグローバル企業
- 信託報酬:1.925%
- 特徴:アクティブの中でもリスク高め。ただし成績が良ければ◎
投資信託選びで失敗しないための5つの注意点
- ランキングだけで選ばない:直近のリターンは一時的なケースが多い
- 手数料(信託報酬)に必ず目を通す:長期投資では大きな差になる
- 分配金が出るファンドは避ける:非課税の恩恵を最大化したいなら再投資型
- 自分の目的を決めてから選ぶ:なんとなく選ばない
- 短期で成果を求めすぎない:NISAは長期前提の制度です!
プロが教える組み合わせ例(初心者向け)
ポートフォリオ例 | ファンド | 割合 |
---|---|---|
安定型 | eMAXIS Slim 8資産均等 | 100% |
成長型 | 全世界株式50%/S&P500 50% | 50:50 |
積極型 | 米国株(S&P500)+アクティブファンド(ひふみ) | 70:30 |
よくある質問(FAQ)
Q. どれを選べば正解?
→ 正解は「自分の目的とリスク許容度に合ったファンド」。焦らず比較を。
Q. 全世界株とS&P500、どっちがいい?
→ 世界全体に分散したいなら全世界株。米国に集中したいならS&P500。
Q. アクティブファンドってやっぱり危険?
→ 手数料が高いぶん、成果が出なければ損を感じやすい。選定には慎重さが必要。
まとめ:NISAで投資信託を選ぶなら「低コスト×分散×目的に合う」ものを
NISAで投資信託を始めるなら、「焦らず・迷わず・習慣的に」が成功の秘訣です。
- まずは1〜2本のインデックスファンドから
- 目的が明確なら、バランス型やアクティブ型も選択肢に
- 投資額よりも「続けること」が最大のリターンを生む
上記を意識して投資を始めることで、10年後に大きなリターンが得られるでしょう。